Hermes Agent SNS投稿ガイド

Hermes AgentでSNS投稿を自動化する方法

ポストメッシュ編集部

Hermes Agentは、記憶・スキル・定期実行・チャットツール連携を備えたAIエージェントです。ただし、SNSアカウントのOAuth連携、メディアアップロード、予約投稿、各SNSへの公開処理までを安定して行うには、投稿を担当する仕組みが必要です。ポストメッシュを組み合わせると、Hermes Agentは「何をいつ投稿するかを決める役」、ポストメッシュは「SNSへ実際に投稿する役」として分けられます。

この記事でわかること

  • Hermes AgentとSNS投稿APIを分ける理由
  • ポストメッシュのAgent Skillでできること
  • Hermes Agentの定期実行・チャットツール運用に組み込むときの注意点

1. Hermes Agentは「投稿API」ではなく「指示役」

Hermes Agentは、Nous Researchがオープンソース(MITライセンス)で公開しているAIエージェント基盤です。ターミナルやDiscord、Telegramなどのチャットツールから動かし、過去の文脈を記憶しながらタスクを実行できます。スキルを読み込み、決まった時刻に自動実行し、ブラウザやファイル、ターミナルを使って作業できます。

一方で、InstagramやTikTok、YouTube、Xなどへ投稿するには、各SNSのOAuth連携、API制限、メディア要件、失敗時の再試行、予約投稿の管理が必要です。ここをAIエージェント側で毎回個別実装すると、認証や仕様変更に弱くなります。

そのため実運用では、Hermes Agentを「何をいつ投稿するかを判断する役」、ポストメッシュを「SNSアカウント連携と投稿実行を担当する仕組み」として分けるのが安全です。

AIエージェントでのSNS運用全般の考え方は、AIエージェントでSNS運用を自動化する方法でも解説しています。

2. ポストメッシュはAgent Skillで投稿操作を用意

ポストメッシュは、AIエージェントからSNS投稿を操作するためのAgent Skillリポジトリを公開しています。スキルは、連携済みアカウントの確認、メディアアップロード、投稿作成、予約投稿、投稿ステータス確認を行うCLIラッパーを含みます。

前提:
- Hermes Agentでpost-meshスキルを使える
- post-meshのAPIキー設定が済んでいる
- 投稿先のSNSアカウント連携が済んでいる

post-meshのAgent Skillの導入手順はAgent Skillの紹介ページにまとめています。多くのAIエージェントに対応した npx skills add hid3h/post-mesh-agent-skills でも導入できます。

公開READMEには、APIキーを保存する ./scripts/post-mesh.js setup --key YOUR_API_KEY --global というセットアップコマンドがあります(シェルを実行できるAIエージェント共通の導線で、Claude Code専用ではありません)。Hermes Agentで使う場合も、このセットアップを先に済ませ、導入済みスキル内のCLIがAPIキー設定を読める状態にしてから使います。セットアップ後は「Xの連携アカウントを確認して」「明日の19時にXとFacebookへ予約投稿して」のように指示できます。

重要なのは、ポストメッシュがMCPサーバーとしてではなく、APIとAgent SkillでAIエージェントから操作できる投稿実行の仕組みとして用意されている点です。MCP対応の有無だけで比較すると見落としやすいですが、実際の投稿・予約・ステータス確認まで完了できるかが運用上は重要です。

Hermes Agentとの対話例

Hermes Agentは、まずターミナルで hermes を起動してから対話的に使います。起動後の入力欄に、投稿先、投稿タイプ、投稿本文を含めて依頼します。

$ hermes

post-meshのAgent Skillを使ってSNS投稿を実行してください。
まずpost-meshの設定とFacebookの連携アカウントを確認してください。
Facebookページを1つ選び、次の本文をテキスト投稿してください。

投稿本文:
投稿本文をここに入れます。

読者が行うのは、記事を読んでHermes Agentへこのように依頼するところまでです。実際の連携確認、投稿作成、ステータス確認はHermes Agentがpost-meshのAgent Skillを使って実行します。単発実行用の hermes -z ではなく、通常の対話画面で進める想定です。

実行前にHermes Agentがコマンドの承認を求めることがあります。表示されたコマンドがpost-meshスキルのCLI( scripts/post-mesh.js )の実行や、それに渡す投稿JSONの読み込みであることを確認し、問題なければ Allow once を選びます。APIキーの中身をチャットへ貼る必要はありません。

エージェントが迷ったときのCLI手順

Hermes Agentが内部で実行する流れは次の通りです。人間が毎回このコマンドを打つ必要はありませんが、エージェントが途中で迷ったときは、この順番で進めるように指示します。投稿作成では、まず連携アカウントを確認し、返ってきた connection_id を投稿データに入れます。CLIはアプリ本体ではなく、導入したpost-meshスキル内の scripts/post-mesh.js を使います。JSONを一時ファイルに分けてから渡すと、長い日本語本文でも引用符の崩れを避けやすくなります。

POST_MESH_CLI="/path/to/post-mesh-skill/scripts/post-mesh.js"

node "$POST_MESH_CLI" config show
node "$POST_MESH_CLI" connections --platform facebook

# /tmp/post-mesh-text-post.json を作成
cat > /tmp/post-mesh-text-post.json <<'JSON'
{
  "category": "text",
  "caption": "投稿本文をここに入れます。",
  "targets": [
    {
      "connection_id": "CONNECTION_ID",
      "caption": "投稿本文をここに入れます。"
    }
  ]
}
JSON

node "$POST_MESH_CLI" posts create --data "$(cat /tmp/post-mesh-text-post.json)"
node "$POST_MESH_CLI" posts get POST_ID

導入先によってスキルの場所は変わります。Hermes Agentが post-mesh という名前のスキル候補を複数見つけた場合は、パスに post-mesh-agent-skills を含む scripts/post-mesh.js を選びます(実体パスは、導入済みスキルの一覧確認やファイル検索でたどれます)。 posts create の結果は最初に processing になることがあります。その場合は、返ってきた投稿IDを使って posts get を再実行し、 posted または failed になるまで確認します。

Hermes Agent CLIで投稿完了まで進めた画面

以下は、編集部が実際にポストメッシュのAPIキーを設定し、連携済みのFacebookページへ投稿したときの画面です。APIキーは伏せていますが、投稿ID、ステータス、公開URLは実行結果として確認できます。

Hermes Agent CLIでポストメッシュのAPIキー設定を確認している画面
APIキーを設定し、Hermes Agentからポストメッシュを操作できる状態を確認します。
Hermes Agent CLIで連携済みのFacebookページを確認している画面
投稿前に、ポストメッシュに連携済みのFacebookページを確認します。
Hermes Agent CLIからFacebook投稿を作成している画面
Hermes Agentの指示から投稿本文と投稿先を指定し、ポストメッシュで投稿を作成します。
Hermes Agent CLIで投稿ステータスがpostedになったことを確認している画面
投稿IDを指定してステータスを確認し、Facebook側で公開済みになったことを確認します。
Hermes Agent CLIで投稿完了結果と公開URLを表示している画面
最後に投稿ID、ステータス、公開URLをまとめて確認します。

3. 対応SNSと投稿タイプ

ポストメッシュのAgent Skillは、投稿タイプごとに使えるSNSを分けて扱います。動画はYouTubeやTikTok、画像はInstagramやThreads、テキストはXやFacebookのように、各SNSの得意な投稿形式に合わせて投稿先を選べます。

SNSテキスト画像動画
YouTube対応
TikTok対応対応
Instagram対応対応
X対応対応
Threads対応対応対応
Facebook対応対応

4. Hermes Agentに組み込む基本手順

  1. 1ポストメッシュでアカウントを作成し、投稿したいSNSアカウントを連携する
  2. 2設定画面でAPIキーを発行する
  3. 3Agent Skillリポジトリを導入し、APIキーを設定する
  4. 4まず1件だけサンプル投稿を作り、投稿先・文面・予約日時を確認する
  5. 5問題なければHermes Agentの定期実行やチャットツール運用に組み込む

7日間無料トライアル中でも、APIキーの発行、Agent Skillからの投稿作成、メディアアップロード、予約投稿を試せます。トライアル中に解約すれば料金は発生しません。

最初から完全自動化するのではなく、まずHermes Agentに1件だけサンプル投稿を作らせて、投稿先、文面、メディア、予約日時が正しいか確認しましょう。サンプルが安定してから定期実行に移す方が、誤投稿やアカウント連携切れに気づきやすくなります。

5. 指示例

Hermes Agentには、具体的な投稿先、投稿タイプ、予約日時、確認方法を含めて指示すると安定します。

テキスト投稿

XとThreadsに「新機能をリリースしました」と投稿して。投稿前に確認して。

動画投稿

./demo.mp4 をYouTube、TikTok、Instagram Reelsに投稿して。YouTubeタイトルは「新機能デモ」にして。

予約投稿

明日の19時にXとFacebookへ告知文を予約投稿して。予約作成後に投稿IDと対象SNSを教えて。

6. 競合ツールとの違い

Genviral、Postizのように、Hermes Agent向けにSNS投稿を実行する仕組みを訴求する海外サービスはすでに出ています。多くは「Hermesが考え、外部サービスが投稿する」という役割分担を打ち出しています。

ポストメッシュの違いは、日本語UI、国内ユーザー向けの導線、YouTube・TikTok・Instagram・X・Threads・Facebookを横断した投稿管理、そしてAgent Skillからの自然言語操作を組み合わせられる点です。英語圏の自動化ツールと比べ、SNS連携後の画面確認やチーム内説明を日本語で完結しやすくなります。

主要なSNS投稿管理ツールとの機能比較は、SNS投稿管理ツールの比較でまとめています。

注意点

ポストメッシュは現時点で「MCPサーバー」を主機能として訴求しているわけではありません。Hermes Agentから使う場合は、APIとAgent Skillを使って投稿操作を実行する構成として理解すると正確です。

よくある質問

Hermes AgentだけでSNSに直接投稿できますか?

Hermes Agentは記憶、推論、定期実行、スキル、DiscordやTelegramなどのチャットツール連携を担うAIエージェントです。SNSアカウント連携や各SNSへの投稿実行には、ポストメッシュのように投稿を担当する仕組みを組み合わせる構成が実用的です。

ポストメッシュはHermes Agent向けに何を用意していますか?

ポストメッシュはAIエージェントから投稿操作を行うためのAgent Skillリポジトリを公開しています。APIキーを設定すると、連携済みSNSの確認、メディアアップロード、投稿作成、予約投稿、投稿ステータス確認をエージェントから実行できます。

MCPサーバーは必要ですか?

必須ではありません。ポストメッシュはMCPではなく、APIとAgent Skillを使ってAIエージェントから操作する構成です。Hermes Agentのスキルや定期実行機能と組み合わせることで、自然言語の指示からSNS投稿ワークフローを実行できます。

無料トライアル中でも使えますか?

はい。ポストメッシュの7日間無料トライアル中でも、APIキーの発行、Agent Skillからの投稿作成、メディアアップロード、予約投稿を試せます。トライアル中に解約すれば料金は発生しません。

どのSNSに対応していますか?

ポストメッシュはYouTube、TikTok、Instagram、X、Threads、Facebookに対応しています。テキスト投稿はX・Threads・Facebook、画像投稿はInstagram・X・Threads・Facebook・TikTok、動画投稿はYouTube・TikTok・Instagram・Threadsに対応しています。

予約投稿もできますか?

できます。投稿データに予約日時を指定すると、即時投稿ではなく予約投稿として作成できます。Hermes Agentの定期実行機能と組み合わせる場合も、まずは少数のサンプル投稿で文面、メディア、予約日時を確認してから自動化するのがおすすめです。

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